脳卒中
脳卒中とは
脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳の一部が壊死し、障害が起こる病気です。
脳は、私たちの身体の機能をコントロールする司令塔です。脳卒中によって脳の一部が壊死すると、その部分が司る身体機能が失われます。
脳卒中は、日本の死因の第3位であり、後遺症を残す可能性も高いため、早期発見・早期治療が重要です。
脳卒中には、大きく分けて「脳梗塞」と「脳出血」の2種類があります。
脳卒中の原因
脳卒中の原因は、大きく分けて「動脈硬化」と「高血圧」の2つがあります。
動脈硬化:血管の内壁にプラーク(脂肪やコラーゲンなどの沈着物)がたまり、血管が狭くなる病気です。
高血圧:血圧が正常値より高く、慢性的に続く状態です。
また、喫煙、糖尿病、脂質異常症、肥満、アルコールの過剰摂取なども、脳卒中のリスクを高めると考えられています。
脳卒中の予防
当院では、脳卒中を防ぐため、病気や症状を抑えるための指導や薬の処方をしたり、生活習慣についての指導を行っています。
脳卒中の予防には、次のことに気をつけましょう。
食事療法:塩分摂取量を減らし、野菜や果物、海藻類などの食物繊維を多く摂る。
運動療法:1日30分以上のウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を週3回以上行う。
禁煙:喫煙は脳卒中のリスクを高めます。
節酒:アルコールの過剰摂取は脳卒中のリスクを高めます。
適正体重の維持:肥満は脳卒中のリスクを高めます。
また、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を早期発見・早期治療することも大切です。