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脂質異常症

脂質異常とは

脂質異常症とは、血液中の脂質の値が正常より高く、慢性的に続く状態のことをいいます。
脂質には、コレステロール、中性脂肪、などがあります。

脂質異常症の合併症は、大きく分けて「動脈硬化性疾患」と「脂肪肝」の2つがあります。
動脈硬化性疾患

動脈硬化性疾患とは、血管の内壁にプラーク(脂肪やコラーゲンなどの沈着物)がたまり、血管が狭くなる病気です。
具体的には、次のようなものが挙げられます。
心筋梗塞:心臓の筋肉が壊死する病気です。
脳卒中:脳の血管が詰まったり破れたりして、脳が壊死する病気です。
末梢動脈疾患:足や手などの末梢の血管が狭くなったり詰まったりして、血流が悪くなる病気です。
大動脈瘤:大動脈が膨らんだ病気です。

脂肪肝
脂肪肝とは、肝臓に脂肪が蓄積する病気です。
脂肪肝が進行すると、肝臓の機能が低下し、肝硬変や肝がんなどの合併症を引き起こす可能性があります。

 

次のいずれかに該当する人は、脂質異常症の危険があります。

40歳以上の人
脂質異常症の家族歴がある人
肥満の人
高血圧の人
糖尿病の人
喫煙習慣のある人
運動不足の人

脂質異常の治療

脂質異常症の治療
脂質異常症の治療の目的は、血液中の脂質の値を正常値にコントロールすることです。
治療には、生活習慣の改善と薬物療法があります。

脂質異常症の予防には、次のことに気をつけましょう。
適正体重の維持
バランスの良い食事
適度な運動
禁煙
節酒

 

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