高血圧
高血圧とは
血液が血管を通る際に血管壁に与える圧力が高く、慢性的に続く状態のことをいいます。
高血圧になると、血管に常に負担がかかるため、血管の壁が傷ついたり、固くなったりして、動脈硬化を起こしやすくなります。
つまり高血圧は脳や心臓などの血管病を引き起こす病気なので
循環器内科で専門的に診療することがすすめられます。
高血圧の初期には、ほとんど症状がありません。
そのため、自覚症状がないまま放置されているケースも多いのです。
しかし、高血圧が進行すると、頭痛、めまい、動悸、息切れ、耳鳴り、肩こりなどの症状が現れることがあります。
高血圧が放置されると、以下の病気を引き起こすリスクが高くなります。
・脳卒中(脳梗塞、脳出血)
・心筋梗塞
・心不全
・腎臓病
下記のような方はご注意ください。
- 40歳以上の人
- 家族に高血圧の人のいる人
- 肥満の人
- 喫煙習慣のある人
- 運動不足の人
- ストレスが多い人
診断・治療
高血圧の治療は、主に生活習慣の改善と、降圧薬の服用によって行われます。
・適正体重を維持する
・食事の内容を改善する(塩分摂取量を減らす、野菜や果物を多く食べる)
・適度な運動を行う
・降圧薬:血圧を下げる薬です。高血圧の程度や、合併症の有無などによって、適切な薬が選択されます。